「いのち」と「笑顔」の発表会開催報告

最終更新: 1月7日

12月5日(土)、「いのち」と「笑顔」の発表会を開催しました。毎年、札幌市内の商業施設で開催していましたがコロナ禍の今年はオンライン開催に切り替えました。開催を楽しみにしていた全国の難病を抱えるお子さんや家族、関わる方々およそ50名が参加しました。



コロナ禍に生きる子どもや大人たちに向けてあかはなそえじ先生こと、副島賢和先生は参加している一人一人に語りかけるように次のようにお話しくださいました。



現在、コロナ禍で楽しみにしていた学校の行事が中止になったり、おしゃべりせずに黙って給食を食べなければならなかったりなど、子どもたちのエネルギーを満たすことができない状況が続いています。子どもたちがその感情を言語化することは容易ではありません。時に怒りや悲しみの感情でまわりにぶつけることもあります。その感情を受け取る大人も辛い立場だけれど、忘れないでほしいことは、子どもが示すその感情の後ろには必ず「願い」があるということ。後ろにある「願い」に着目して、子どもたちの「今」を大切にしてあげてほしいです。そのためにも、ぜひ皆さんご自身の「今」を大切にすること、「仲間」と「時間」と「空間」を大事にしてください。 





特別講演後、「元気のリハビリ」としてコロナ禍でも「自宅でできる簡単エクササイズ」そして「子どもロコモ」のお話しを札幌医科大学附属病院 理学療法士 河合誠先生、佐々木雄一先生よりいただきました。昨年と比べて外出や運動の機会が減ったとの調査があり、ロコモ(ロコモーティブシンドローム、運動器症候群)の割合が大人も子どもも増えているそうです。そこで、運動不足を解消しロコモを予防する運動をいくつかご紹介いただき、参加者が画面を通して講師と一緒に身体を動かしました。



お子さんの場合は、けんけんぱや押し相撲など遊びを通して子どもロコモ予防につなげると良いとのお話しもありました。







続いて、ご自身も週3回人工透析をされている「一般社団法人ユニバーサルヘルプカード協会」の苣木芳三事務局長にヘルプカード、ヘルプマークについてお話しいただきました。

ヘルプマークは街中でも見かけることが多くなりましたが、その一方でヘルプカードはあまり見かけません。苣木さんは、緊急連絡先・お薬、かかりつけの病院や主治医、食べてはいけない物、からだの内部の医療器具、困っているときにどのようにして欲しいか、など詳細に書き込めるのが「ヘルプカード」であるとして、その重要性をお話しされました。今は地域のキャラクターがデザインされていたりなど特色のあるカードも増えているそうです。詳しくは協会のホームページをご覧ください。



最後に、医療ソーシャルワーカーについて一般社団法人 北海道医療ソーシャルワーカー協会 業務執行理事 清野 圭司さんにご紹介いただきました。

医療ソーシャルワーカーは、病院等保健医療機関の場で社会福祉の立場から患者さんのかかえる経済的、心理的・社会的問題の解決を支援する専門職。医療と福祉の相談窓口の役割を担っています。もしも入院することになったら、何を持っていけばいい?入院費用はどれくらいかかるの?不安な気持ち誰に相談すればいい?そのような疑問や不安のため、清野さんの所属する協会では「もしも入院することになったら」という分かりやすいパンフレットを作成し、協会ホームページでも公開されています。ぜひ皆さんも不安や困りごとがあれば医療ソーシャルワーカーにご相談ください。



【プログラム】


特別講演「自分も相手も大切にするために必要なこと~病院内学級の子どもたちが教えてくれた大切なこと~」

 副島 賢和先生(昭和大学大学院保健医療学研究科)


元気のリハビリ① 「自宅でできる簡単エクササイズ」

 札幌医科大学附属病院 理学療法士 河合 誠先生

元気のリハビリ② 「子どもロコモ」

 札幌医科大学附属病院 理学療法士 佐々木 雄一先生


「ヘルプカード・ヘルプマークを知っていますか?」

 一般社団法人ユニバーサルヘルプカード協会 事務局長 苣木 芳三さん


「医療ソーシャルワーカーのご紹介」

 一般社団法人 北海道医療ソーシャルワーカー協会 業務執行理事 清野 圭司さん


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