(公社)日本オストミー協会
北海道支部
■代表者
代表者氏名 須佐 理恵子
連絡先 札幌市北区新琴似8条12丁目3‐3‐201 中山方
電話 011‐764‐2824
「(公社)日本オストミー協会北海道支部」ウェブサイト
■団体の紹介
オストメイトとはストーマの保有者のことです。大きく分けると下記の3種類になります。
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コロストミー(人工肛門)・大腸を切断して、その切り口を左下腹部の外に出したもの
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ウロストミー(人工膀胱)・小腸の一部を利用し、切り口を右下腹部の外に出したもの
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イレオストミー(人工肛門)
いずれも大腸や膀胱などの疾病が原因ですし、ストーマの位置も、疾病により異なります。排泄物は、装着した装具で受け、装具から外に排出するので、排泄物処理やストーマ管理・ケアに多大の労力と時間を要します。身体管理を大事にしなければ、生きていけないということです。
組織は、本部は東京にあり、会員は約10,000名。大体都道府県を単位として全国61支部で組織されています。
北海道は札幌支部、北海道支部、函館支部、帯広支部があります。オストメイトで身体障害者手帳保有者は約9,000名いますが、4支部の会員の合計が約500名なので、組織率は6パーセントに達しません。(札幌市は2,300人で、市内会員130名、市外を入れると220名です。)問題はたくさんあります。
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退院後のケア等については、病院の指導やメーカーなどの協力で進歩していますが、ヘルニア、排尿障害、皮膚糜爛、ガス、臭い、性障害などは大きな悩みです。医療技術やET、WOCなどの看護制度や介護・介助の制度の充実も求められます。装具購入補助では、収入による差や補助の対象にならない方もいます。
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老後の問題では、自分で身体管理ができなければ、家族や介護ヘルパーが頼りになります。
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災害の時、特に緊急避難所に避難した時、排泄や装具交換が心配です。手を上げ、声を出して自分の障害を周りの人に理解してもらい、サポートのお願いをすることが必要です。阪神・淡路や新潟中越地震などで、大きな教訓を得ました。準備は大事ですが、避難所に装具を備蓄することや、専用トイレを設置できる体制つくりが大切です。
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外出(旅行)では、オストメイト対応トイレは、活動範囲を広げてくれました。恥ずかしい、トラブルが怖い、入浴ができないので温泉旅行ができない、スポーツができないと思い込んでいる方が多いです。入浴もスポーツも旅行も大丈夫なのです。
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協会の大目標は「自立と社会参加」です。そのため下記の事業を展開しています。
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市内5区民センターを会場にした相談会
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一泊研修旅行(入浴訓練事業)
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会員の増強
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年2回の医療講演会
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体験交流会・交流懇親会(年2回)
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会報の発行(隔月)
札幌支部の合言葉は「明日に生きる勇気を」です。